恵みに満たされて

金沢市の教会の牧師のブログ

『空腹な人がいない世界へ』マタイによる福音書25章34~36、40節

※3月14日に、前任地である札幌バプテスト教会と金沢キリスト教会との交換講壇を、Zoom(WEB会議システム)を用いて行いました。以下に掲載するのは札幌教会の礼拝で取り次いだ説教です。 子どもメッセージ みなさん、お久しぶりです。元気にしていましたか?…

震災と事故から10年

今週、東日本大震災発生から10年を数えようとしています。先月の時点で死者15,899人、行方不明者2,526人という甚大な被害を受けた被災地では、土地のかさ上げや堤防建設は進んでいますが、一度分断されたコミュニティーを取り戻すことは容易なことではありま…

『共に苦しむ』マルコによる福音書10章23~31節

家族ではなく自分を捨てる イエス様は、時に驚くようなことをおっしゃいます。今日の箇所も、その一つでしょう。 「はっきり言っておく。わたしのためまた福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子供、畑を捨てた者はだれでも、今この世で、迫害も受けるが…

隔てを越えて、新たな連帯へ

昨年、新型コロナウイルスのパンデミックを受けて、世界教会協議会(WCC)と教皇庁諸宗教対話評議会(PCID/カトリック)が『諸宗教の連帯による傷ついた世界への奉仕』という共同文書を作成しました。その目的について、この文書の中で次のように述べられて…

『いのちの充溢に向かって』ヨハネによる福音書10章7~18節

命を豊かに受けるために ヨハネによる福音書では、「わたしは~~である」というイエス様の言葉が繰り返し述べられています。それはイエス様がどのような方であり、その働きがどのようなものであるか、ということを告げるものです。同時に、それは教会にとっ…

教会のスチュワードシップ

「ミャンマー・バプテスト連盟は、 ①聖書の教えに合致した愛、正義、平和および自由を促進する基盤の上に常に堅く立つキリスト教の団体です。 ②2021年2月1日、特にこのような我が国を含む全世界が新型コロナウイルス・パンデミックのために大変苦しんでいる…

『互いに仕えなさい』ペトロの手紙一4章7~11節

この世の全ては神様のもの 今月は「スチュワードシップ月間」です。「スチュワードシップ」とは、ギリシア語の“οἰκονόμος”という言葉が基になっている言葉です。ペトロの手紙一4章10節で「管理者」と訳されているのが、この“οἰκονόμος”です。ですから、スチ…

「ミャンマーの自由と平和を求める声明と諸教会への呼びかけ」

ミャンマーで起こった国軍によるクーデターを受けて、日本キリスト教協議会(NCC)が自由を平和を求める呼びかけを公表されました。金沢キリスト教会にも、ミャンマーから学びに来られていた方がつい最近まで集っておられました。この呼びかけに賛同し、共に…

『富が祝福であるために』マタイによる福音書6章24節

神に敵対する富(マモン) より豊かに生きたい、という願いは人類に共通する願いだと思います。その願いは神様も共有しておられます。聖書の中で、人を豊かにする富が与えられることは、たびたび神様からの祝福として語られています。生きる上での苦痛から抜…

『協力を惜しまない』使徒言行録11章19~30節

協力伝道を行ってきた金沢教会 本日から来週までの期間を、日本バプテスト連盟では「協力伝道週間」として定めています。そうはいっても、「連盟」がどのようなものか、よくわからないと思われるかもしれません。「協力伝道」がどのようなものかわからなない…